社会貢献できること

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 フラワーアレンジメントを習って久しい。全く上達しないのが自分でもよくわかる。月に一度の習い事であっても、『あーだるぅwww』と出かけるのが億劫なときもある。休みの日に、化粧して、着替えて、電車に乗ってと考えるだけでも気が進まないのだ。
 行くのは「月謝も払ったし」というかんじで出かけるのであるが、行くとモードが変わってそれなりに楽しんでいる。まあ下手の横好きということだ。
 先生は年下であるが、先日腰まであった髪をバッサリ肩上まで切られていた。イメージチェンジかと思いきやそうではなく、ヘアドネーションということであった。長さも限られているので、ある程度まで伸ばさないとなかなか貢献できないらしい。
 洗髪が楽になったと笑顔で答える先生は、立派な経営者だけではなく社会貢献もできる大人である。どんなに小さい花も、枯れた花びらさえ慈しんで、その芸術性をもってすれば美しく飾ることができる人でもある。舌を噛みそうな花材や葉っぱの名前もスラスラと出てくる。先生だから当たり前といってしまえばそうなのかもしれないが、好きでなければ謂れも含め、とても覚えられないであろう。
 無為徒食に近い当方としては、社会貢献は遠く、ぼーと生きているなあ。

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