睡眠のゴミ取り

　年を取ったと自覚することの一つに「睡眠」がある。早く目が覚めたり、途中で目が覚めたりするのがすでに老化の現れであろう。
　昔から11時から２時が身体の修復時間で成長ホルモンが出て、体の不調を直していくという話は聞いていた。だからなんとかして11時ごろに布団に入りたいと思うのだが、その頃に入浴しているようでは寝るのが翌日になる。休日前だともっと遅くなっている。まあしょうがないなどと思っていたが、悠長に構えている場合ではなかった。 　
　やはりちゃんと寝なければならないと思ったのは、脳のためである。脳をいつまでも興奮状態に置くというのはよくないらしく、いわゆる脳にゴミが溜まるということらしい。それを寝ることによってゴミ取り作業をするらしいのである。ゴミが溜まるというのは「認知症」に近づくらしい。だから寝る前にスマホを見るのは脳を活性化するのでよくないのかと思ったりする。休ませるためには昼にダラダラ寝るのも厳禁らしい。本当の寝るべき時間に上質の睡眠がとれないということになるようだ。早寝早起きに勝る健康法はないのかもしれない。