駆け込む先

 母の薬を病院に取りに行った。28日分を処方してもらっている。1か月に1度の間隔ではあるのだが、毎月数日ずつ早くなるので時々忘れそうになる。
 今回も平日に行くつもりが忘れてしまい、土曜日の午前中となってしまった。忘れないようにカレンダーに書いていたにもかかわらず、夜になって思い出した。
 一般的に土曜日は患者が集中するので待たされると覚悟して出かけた。診療時間は8時半からで9時前にはついた。ところが、待っている人が二人程度である。拍子抜けしたが、早く済んでよかった。
 近くにある医院なのでありがたいのだが、建物もかなり老朽化している。リハビリ施設や病棟もあるらしいのだが、そちらもかなり古いらしい。この病院がなくなると通院先に困る人が多いのだが、後継者がいないようなのである。院長先生もかなりの高齢になっていらっしゃる。曜日によっては大学病院から医師の派遣があるにしても、往診は院長先生が自ら出かけているらしい。患者の間では誰か継いでくれる人がいるかどうかが気になるところである。
 拠点病院ばかりに集中すると、待たされ1日仕事になり、病院に通うにも体力を必要とする。地域医療の問題はどこにでもあるだろうが、近くに駆け込む病院は必要である。

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