老舗銘菓のチカラ

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 全国には銘菓があるが、名前を聞いただけでどこの都道府県のお菓子かすぐわかるものがある。連綿と続く老舗菓子の底力を知ることになる。
 そんな名産のお菓子を一気に知ったのは、社会人になってからである。働く前から知っているものもあったのであるが、いろんな人が出張や訪問でお土産として買ってくることで、全国津々浦々には、その都道府県の代表菓子のようなものがあることをご相伴とともに知るのである。
 そして必ずいっていいほど、そのお菓子をまねたものが結構全国にある。いわゆるパクリという奴であるが、まあそれなりに美味しいとしても、やはり本家本元には敵わない。自分が食べていたものがパクリの方であったか、ということもある。
 こんな話をするのは久々に「鳩サブレー」を買ったからである。空港やデパ地下には黄色い鳩の形をした紙箱やビッグな缶に入って売られている、素朴なお菓子である。買った理由は鳩サブレーの記念缶があったからである。昔から特別な缶のお菓子に弱い。弱いとは缶に魅かれて買うのである。
 若かれし頃、このお菓子をもらったときは「なんだ、鳩サブレか」(正しくは『鳩サブレー』である)と邪険(すみません^^;)にしていたのだが、久々に食べると素朴さゆえに美味しい!
 そして缶の中には「鳩のつぶやき」というリーフレットも入っていて、「ほほう」と鳩サブレーの歴史に感心しながらばりばり食べたのである。二段目には鳩コースターも入っていて遊び心満載であり、お茶でもコーヒーでも合うなあとついまた一枚手が出てしまっている。

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