しぶとく緑

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 やはり人間は天気に左右される。このところ晴天が続くとやたらと洗濯したり、布団を干したり、庭の片づけをしたりとごそごそと動いてしまう。天気に左右されるただの貧乏性かもしれない。しかし終わってまだ日が高いと満足感がある。やはり太陽は偉大である。
 日中は最高気温が20℃を超えていて過ごしやすいのだが、家の中にいる方が寒かったりする。じっとしていると肌寒く感じ、1枚羽織ものが必要になってくる。こうして秋が深まっていくのだろう。
 庭で枯葉拾いをしていて、ぴょんと跳ねたと思ったらバッタであった。茶色いので枯葉と間違えたのある。緑色したバッタはもうシーズンオフで茶色になったのか、それとももともと茶色なのかわかないが、結構庭にはいることがわかった。本格的に寒くなったら死に絶えるのであろうが、茶色のバッタのほうがしぶといのかもしれない。
 庭から反対方向に回っていたら、給湯器に何かがへばりついている。なんだ?とおもったらバッタである。しかも緑色のでっかいやつである。つるつるしたところによくへばりついているなあと感心するほど動かない。でもきっとそこは暖かいのだろう。箒で蹴散らすのもかわいそうなのでそのままにしておいた。「家の中に入って来ないならいいよ」と言い聞かせて私の方は家に入った。

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