百までの魂

　2月は祝日が２日もあって嬉しい。怠惰に働く者にとってはありがたい。だからといって有効に使うということでもない。日用品や食品の買出しで終わる。買い物好きではあるが、必需品の買い物は義務化して楽しくない。
　朝もだらだら過ごして、午前中に行こうと思っていた買い物も昼すぎになり、昼食が遅めになったせいで夕食もだらだら作って食べたらあっという間に8時、９時である。ほとんど非建設的に休日が終わる。休みの日はせめて引き出しの片づけをしようとか、資源ごみにする本や雑誌をまとめておこうと平日には考えるものだが、有考無実行である。
　人間忙しい時の方が、段取り力が上がる。時間があると思えば無駄に浪費するようである。何事もエンドポイントが必要であるように思うが、そこに至るまでの時間が「まだある」と思うとまた動かない。そうして寝る前に「ちゃんとやれない」と自己嫌悪に陥る。
　習性なのか、子供の頃からちっともかわらない。まさに三つ子の魂百までである。