ラストレッスン

　車の維持費は結構かかるのだと今更ながらに思う。ガソリン代に保険に税金に車検にと、いやー皆さん、よく払っていらっしゃる。
　自動車学校でいろいろな教官が同乗してくださったのだが、全員が全員とも「この地域では絶対必要、ないと生活できない」と仰った。家に車がないこと自体論外で、一人に一台の地域である。そしてほとんどの施設、病院、コンビニ、スーパー、飲食店、衣料品店、ドラッグストアなどありとあらゆるところに駐車場が設置されている。
　そんなわけで、必要なところには車でいけるでしょ状態である。ナビもついているし。(^^;)
　ペーパードライバー講習も12回で切り上げた。あとは実践あるのみということを教官にも言われた。そして最後の練習は「突っ込み」である。漫才ではない。段差を超えて突っ込んで急ブレーキが踏めるか、ということらしい。昔は教習項目にはなく、コンビニなどに車が突っ込む事件が増えて、警察からの要望で講習に加わったらしい。
　というわけで、急ブレーキ、間に合いませんでしたね。2～３回ほどやって、やっと踏めるようになった。ためらわずに鬼の形相でブレーキを踏まねばならないが、一瞬の判断ができるかどうかわからない。
　最後に教官が言った「たくさん保険をかけて、物に当てても人には当てないよう、それだけ注意しなさい」と。私の腕前の最終判定をいただき学校を後にした。