花金といえば、花の金曜日である。サラリーマンがホッと一息ついて、遊びに拍車がかかる曜日である(死語になっているかもしれない)。ところが、最近の金曜日はそういった別のエネルギーを使う人があまりいないらしい。街は静かである。どこかひっそりして家路を急ぐ人も多い。どうしちゃったの日本人、である。時節柄、飲み歩いている人は見かけないし、浮かれ騒いでいる人がいない。
高級スーパーに夜立ち寄ると、レジに人が並ぶほどいるのである。男性も女性も高級食材をお買い求めしていらっしゃる。中食というやつである。ちょっと贅沢して疲れを癒すのだろう。という私はオリーブ油を買ったのだが、贅沢までにはならない。重いPCを持った手に、オリーブ油の瓶でさらに重たくなって、ほんと、ばかやねんである。
そして店の外に出てまた駅に向かうと、人がいないわけではないが、たむろしている人がいない。みんな足早に去っていく。 気候も良く空も澄み切っているので、街に繰り出す人が多くなればいいなと思う。
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