限られているもの

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 昔、サラリーマン川柳に「根回しと、たらい回しで、目を回し」というのがあった。本当にサラリーマンの世界であると実感している。
 物事一つ通すのに、「あちらが立てば、こちらが立たない」状況がウヨウヨしているのである。三方ヨシなんてそうそう上手くいかないのである。あちらとこちらの仲が悪かったりするともう最悪である。嫌いな人の部署の人間はみんな敵のように扱う人もいるので始末が悪い。そういうことに遭遇するとチマチマ、チクチクいじめに遭う。
 昔は心がくじけていた。いじめに遭おうが、やらねばならばならないことはやる人間だと自分を鼓舞して何とか立ち向かっていた。が、まあ、過去の話である。
 最近はそういう人間に会っても、微笑みながら「そうですよね」とかいいながらも『滅びろ』と思っているだけで、変に立ち向かわないし、言い返さない。ましてや意地悪もしない。同じ人間になりたくないからである。そういう人は地獄の釜の蓋が徐々に大きく開いているので、かわいそうだとも思っている。
 まあ、明らかないじめでなくても、どうでもいいことをネチネチ繰り返す奴もいる。滅びろ族はどこにでもいるのである。「あ、わかりました」と単発で返事をして、ちゃっちゃと切り上げる。どうわかったかなんて、それこそどうでもいいのである。なんか言われたら「あ、勘違いしてましたぁ」とさらに切って捨てるのである。時間は有限、無駄に使っている暇はない。

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