「お金はあるけど暇はない」「暇があってもお金がない」「お金も暇もない」となれば、永遠に旅行など行けない。なかなか「暇もお金もある」という状態にならないものだ。だからどこかで無理をして出かけることになる。
そんなことを思うのは、やたらと旅行会社や航空会社のタイムセールのメールが入ってくるからである。そのサイトに行ってみると「安い!」と思うほど安くはないが、長い間、デフレに洗脳されていたので、何でも高く感じるのかもしれない。
行ってみたいなよその国、はあるが、行ってみたい国内の名勝もたくさんある。足腰弱れば国内旅行だなと思っていた。しかし、足腰弱れば国内も海外も同様である。健脚であることは、老後の楽しみを奪わないということになる。海外は自信がないが、国内であれば一人でホイホイ出かけられるタイプである。今や便利なスマホがあるので、乗り換えも便利になっている。
先月、ラスベガスに行ったが、やはり介護をやっている身としては出かけづらいこともあって、食事をはじめ、いろいろ困らないように周到に準備し説明して出て行った。しかし帰国すると準備したものは何一つ使わず、しかも余計に手間がかかることばかりして自分たちで処理できずほったらかしの状態であった。帰ってきて座ることもなく、掃除、洗濯、洗い物、片付けをやる羽目になったのは言うまでもない。
こういう状況を目にすると、もう準備をして出かけるのはやめようと思った。この時代飢えることはないし、怪我をしてひっくり返ったら、数日後にディサービスの人が気づくであろう。泥棒に入られたとしても、自分のものだけしっかり管理していればいい。どうせ家の中は汚くなっているので帰ってから掃除すればいいのだ。
ということで逆に楽になった。今年は旅行だけでなく思ったように出かけるつもりである。
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