8月になると、子供頃は夏休みの残りがあっという間に終わることを恐れていた。学校へ行くのが嫌いだったせいもある。ちまちまと時間割があるのも億劫だったが、苦手な体育の科目があって、その上、夏休み後は運動会の練習があるとなると、過ぎ行く休みに涙する日々であった。
根がぐーたらなので、ラジオ体操も盆踊りの練習もかったるかった。学生の時の任意の実習項目は「任意」を押し切り、絶対に参加しないと決めていた。
嫌なことは効率よく済ませ、やらなくていいことは極力避けるという方針で勉強はしなかった(そのツケは巡り巡ってやってくることに気づいていない幸せな学生時代であった)。
元来、協調性がないので「夏休みぐらい勘弁しろよ」と思っていた。「休みイコール自由に過ごすこと」にならないかなあと『夏休みの友』を開いてはため息をついていた。
7、8、9月で夏の趣が異なるが、8月は最も華々しく夏!なので苦手である。今日も外は灼熱地獄である。そんな中、せっせと花の寄せ植えを入れ替えし、蜂と蟻と蚊に囲まれている。
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