夏の到来を告げるもの

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 3、4年ぶりにお祭りが再開されるとのニュースを様々なところから聞く。やはり風物詩の一つでもあるので、途絶えないことが何よりである。
 博多祇園山笠もその一つである。お祭りが実施されていたのが当たり前であると、そう興味もなく毎年通過していた。久しぶりに飾り山笠や締め込み姿の人を見ると「おお!夏だね」という感じなる。
 山笠には、飾り山笠と舁き(かき)山笠があって、楠田神社出発でスピードを競うのは舁き山笠のほうである。しかし一つだけは「飾り山笠」「舁き山笠」を兼ねている。
 飾り山笠は表と裏(見送り)で全くことなる人形飾りがなされているので、遠くから見に来られる方は両面を見ていただくと映えると思う。各場所にいろいろな飾り山があるので楽しめるだろう。
 クライマックスは15日早朝(午前4:59)スタートの「追い山」で、5キロのコースを7つの山が駆け抜けていくのだが、走りながら1トン近くある山を舁く(山車を担う)人が変わっていくのも見ものである。楽しみにしている人は中洲で飲んだり、映画館で時間をつぶして「追い山」に備えたものである。私のような怠け者はテレビのニュースで結果を見ることになるのが、これが終われば梅雨も明けて本格的な夏になるといわれている。

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