無気力の先に

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 毎月、同じようなことを書いているが1月も終わる。2023年という西暦にも何故か驚いている。ちょっと前まで20世紀だったのである。1900年代がやはりなじみ深いのは人生のイベントが多かったからだろうか。2000年からこちら、大した個人的イベントはない。まったくない。呆れるほどない。だから1年前なのか5年前なのか、定かではなかったりするので、かなり時間の浪費をしているかもしれない。周りだけが走馬灯のように過ぎていくのである。それでも何とか定年までやって来た。
 定年退職は黄金の日々であるはずであった。しかし世の中は激変し、今や多くの会社が副業を認めているくらい、自分のことは自分でなんとかしろという。コツコツと勤め上げた先にも受難の日々が待っているのだ。安住の地は遠い。モチベーションを保つのも至難の業であるが、周りの状況に押されて何とかしなければならなくなるのだろう。
 本音はなーんにもしたくないのである。精も根も尽き果てた。ひと昔前なら「燃え尽き症候群」といわれたかもしれないが、ちょっと違う。燃え尽きてはいないのである。無気力なのである。おそらくご同輩であればわかってもらえるかもしれない。何もしないでじっくり自分を解き放ちたいのかもしれない。

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