Z世代という呼び名も普通に定着している。なんちゃら世代という言い方が好きなのか、やたらとカテゴライズしたがるのは、経済的、社会的、政治的意味合いをもたせるためなのかわからないが、まあ、市場経済のマーケティングの対象と考えるとわかりやすいのかもしれない。
われらご同輩は何世代かというと「しらけ世代」らしい。ネーミングもかっこ悪い。中学生や高校生の頃、やたらと生徒会などが「三無主義」などといっていたのを思い出す。なんにでもシニカルであったからであろう。「どっちらけ」という言葉もあった。
生まれた時代の環境にもよるのかもしれないが、チャンネルやダイヤルを回していた頃の人間とデジタルで繋がっている今とでは、住む世界が全く異なっている。いい悪いの問題ではなく、そこに経過なく所属するZ世代と変遷を経て辿り着いたしらけ世代とではものの考え方も全く違って当然だろう。
忖度する我らと物おじしない彼らとでは同じ事象であっても捉え方も変わってくる。しかし、もっと世の中が加速しているミライで、Zの次は何と呼ぶのか気になるところではある。バブルやゆとりや氷河期など悲壮感のない呼び方がいいけど、おそらく、しらけよりましであろう。
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