敬老の日ですな

　お年寄りを敬う日である。お年寄りというのはどこからだろうか。後期高齢者になったらだろうか。それとも乗り物で席を譲られたらだろうか。私のイメージとして80歳ぐらいになったらという感じであるが、20代の若者からすると私たちも年寄りにカテゴライズされるかもしれない。
　今年当方の部署で新人さんが配属になった。22歳である。その次に若いのが50歳だから、かわいそうである。はっきりいって浮いてしまうだろう。同僚のオジサン、オバサンは若いつもりでも新人さんからすれば親御さんより年上である。
　そんなことになっている会社の組織自体が変であるが、事務系の間接部署なんてこんなものである。年寄りだらけになってからあわてて若いのを入れる。当然、仕事の継承なんてものはない。途中の世代がいないからである。現場にすれば由々しき問題でも、上層部の人にはなんとかなるだろ、そんなもん、と思われている節がある。
　そんなわけで、ごっそり抜けている世代のカバーを再雇用の高齢者で賄うのである。敬われるどころか、現役続行の平社員からのスタートである。
　人生100年時代だそうである。健康寿命もそこまでいけばいいけどさ。