「だろう運転」より「かもしれない運転」というのを昔自動車教習所で習った。運転免許を持っている人ならだれでも知っているだろう。「だろう」という思い込みが事故を起こし、「かもしれない」という予測が事故を防ぐというものだ。出来る限り「かもしれない運転」を心掛けてはいるが、想定外のことで驚くこともある。
緩やかな下りカーブの先に信号があるところを運転していた。カーブの手前にバス停があるので時々人が待っているかどうか確認していた。先日、バス停には誰も立っていないことを確認し、カーブに差し掛かった時、歩道の植え込みの間にピンク色のものが見えたような気がした。嫌な予感がしてすぐに減速したら、なんと草を抜きながら後ろ向きにお尻から車道に人が出てきたのである。本人はかがんでいるので植え込みから上に上体が出ていない。なんでこんなところで一般人らしき人が草抜きをしているかわからないが、ピンク色のズボンを履いた高齢女性であった。後続車もいたので、大きく除けるために右ウインカーを出して回避した。
またある時は横断歩道から20メートルくらい離れたところで高齢女性が転んでいた。歩道にいた人とバイクに乗っていた人が助けていたが、道路のど真ん中である。自分も対向車も徐行しながら左ぎりぎりまで避けた。
先日は歩道を歩いている高齢男性が突然車道に降りてきた。歩道が通れなかったわけではない。歩道は幅が1メートル以上あるのだが、その段差を降りて歩道沿いに車道を歩くのである。しかも手に長い箒をもってオールのように右に左に漕ぐように振り回す。
いやはや、これらを「かもしれない運転」で予測するなら、歩道にいても歩行者を信用するなである。運転も違う意味で難度が上がってくる。こわいよー(^^;)
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