警告の行方

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 実家に行ったときに、居間と台所のあたりで「ピー、ピー」とかすかな音を感知した。老親に聞いたところで、「そんな音、聞こえない」ということで、自分の空耳を疑うより、この場合高齢者の耳を疑う。
 他の部屋の目覚まし時計か、はたまたガス漏れか、炊飯器タイマーか、給湯器かと、ひとりで探し回ったが、音の行方が分からない。通常に住んでいるわけではないのでその音源が特定しにくい。「警告音が出てもこれじゃあ、わからんじゃあないか」と老親にセットされているアラームについて聞いたところで「さあ?そんなのあったっけ?」という返事である。まあ期待はしていなかったが。これだから年寄りの家は困るとばかり冷蔵庫に寄りかかって文句を言っていたら音がピタリと止んだ。どうやら冷蔵庫の扉がわずかに開いていたらしい。その前をウロウロした割には気づかなかった。
 先日、当方の自宅でも「ピッ」とひと鳴き聞こえて、気のせいかと思ったらまた「ピッ」と聞こえる。なんだ、なんだと探し回ってやっと気づいた。ファンヒーターの加湿器からである。水量は十分あるのにおかしいなと思ったら、加水部分のトレイがずれていた。そういえばぶつかったのを思い出した。足に青アザもできていたが、それすらも忘れていた。あぶないのは自分の方かもしれない。(^^;)

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