洋画の休日2

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 昨日も書いたBS民放の話である。民放であるからコマーシャルが入る。たぶん見ている人たちの年齢にヒットした、心を鷲掴みするCMが次から次へと現れる。健康食品、健康器具、高機能化粧品、懐メロCD、懐かしドラマDVD、医療保険などである。
 テーマは「元気と安心」であろうか。畳みかけるように流れてくるCMに「へー」と感心しながら『お急ぎください、割引きは残り30分以内に申し込んだ方』とか『お値段○○のところ、今なら大幅に値下げして…』などとせっつかれる。なんとも忙しい。
 今はインターネットの「ポチっ」で物が買える時代であるが、高年齢者にとっては電話で申し込む方が簡単で気軽なのであろう。そして、体験者の演出があって画面の上の方には、個人の感想云々が出ている。この感想が人の共感を呼ぶのかもしれない。
 CMを見入っているうちに肝心の映画の方が「どこまで進んでいたっけ?」となる。インターバルが長いと映画の高揚も抑えられている。次回は録画かな、などと思いながらその録画も忘れるのである。

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