自分の信用度

 閏年で一日多い今日である。となればオリンピックと紐づいていたが、今はその認識もかなり薄らいでいる。年々興味がなくなってきているせいもある。それに伴って、覚えておかねばならないことも怪しくなってきた。
 今月、確定申告に必要な書類をまとめておいたのに、どこに入れたか忘れてしまっていた。自分の行動から予測できるところの範囲であれば探しやすいのだが、これは大事だからと特別にしまってしまえばアウトである。そこで机をひっくり返して探し回ることになった。以前の私ならあまり考えられない。収納場所は決まっていたからだ。やっと見つけて、なぜここに仕舞ったのか、その理由を後から思い出す始末である。
 ちょっと前は、病院の紹介状である。イレギュラーなことと、もらってから受診するまでに期間があったので、絶対どこに仕舞ったか忘れると確信があった。
 そこで、手帖に書いておいた。受診日の日付から矢印を引っ張って「紹介状いる。○○引き出し右」などと書いた。こうなると手帖を失くさない、または忘れなければ大丈夫である。
 確定申告の時もそうしておけばよかったと後悔したが、その時は忘れるはずがないという自信があったのだ。出かけて行って、どこそこに寄って何をするが連続するとき、1個飛んだりするのに似ている。そして「あー、あの近くまで行ったのに忘れた」ということも往々にしてある。
 というわけで「メモ魔」になってあちらこちらに書き加えている。自分自身の信用度が低くなりつつあるのを感じずにはいられない。

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