スペースがあるとろくなことにならない、と思うのは実家の庭や物置や車庫である。何でもポンポン確認もせずに買って置くので、やりたい放題となっている。
園芸道具は山のように枝切ハサミや草抜きスコップが何個も出てくるし、やぶれた大ざるやバケツやワゴン、どんどん出てくる。
不思議に思うのは、老親が50、60代の頃はもっときちんと収納し、片付けていたように思うが、80代になるとそれを全く放棄している。購入したのを忘れてボケたわけではなさそうだが、使い勝手のよさそうなものがあればそちらに飛びついているように思う。また、すでに体力的に使いこなせないという自覚がないのか、「いつか使う」ととっておくパターンもありそうである。
隠密行動(老親に知れると捨てなくなる)して、どんどん廃棄しているのだが、いつになったらこれが終わるのだろうかと思うほど限りなく不要物がある。自分がこんな風になると思っただけでぞっとする。
知り合いの60代後半は実家に同居していても、もう片付けができないと言っていた。やる気がゼロになるらしい。やる気ゼロでも体力があるうちにやった方がいいと思うが、それは言わない。やる気が出ないのはエンドレスだからである。
とりあえず、物を捨てるのは忍びない。しかも大切にしないで「いつか使う」と放り投げられたものならなおさらである。反面教師の片づけは続くのである。
コメント