旅立ちの時

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 いよいよ春だねえ、などとうかうかしていたら雪が降った。気温が20℃で夏日だと騒いでいた時から数日で5℃に転落したわけだ。春は油断できない。
 しかし寒暖差がなければ休眠打破も起きず、桜も開花しない。「さぶッ」と身震いして桜も目が覚めるわけだが、今回は目覚めた後の寒さであった。
 仕舞っていたフリースを取り出して着こみながら空をみるとどんよりしているものの、真冬の空とは異なっている。春を思わせる兆しは確かにあちこちにある。
 昼間外を歩いているとちょうど大学の卒業式が終わったばかりの袴の集団と鉢合わせた。派手な着物に黒や紫や茶色の袴をはいた女子がたくさんいるではないか。履きものは草履ではなく編み上げブーツやパンプスで、着物も色無地や江戸小紋の人はほとんどなく、ド派手で「なんちゃって袴」がほとんどである。それでも卒業式に袴を着たいと装うことで着物に貢献しているかもしれない。
 袴下帯から袴がずり落ちている子や襦袢を着ていない子たちもいて、着付けの悪さが気の毒であったが、まわりの親御さんも気づかないのは袴姿の仕上がりがイメージできていないせいであろう。こうして文化は変遷していくのかもしれないなと思いながら通り過ぎた。人生の旅立ちに幸あれ!

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