時々、テレビの子供番組を見る。一般向けのテレビがつまらないのと情報が画一的で面白味に欠けるため、バラエティーに富んだ子供番組の方がイケてるときがある。
自分たちが子供の頃は、幼児番組か道徳番組かでやたらと教育めいていたが、今の子供番組はぶっ飛んでる。つけっぱなし状態で真剣に見ているわけではないが、時々感心することも多い。
先日もダンス番組を見ていた。子供たちをEXILEの人が指導しているのだが、ダンスの上手いちゃらいお兄さんの集団(とても失礼である)が子供たちにステップを教えているだけだと思っていた。ところが、この先生たちが大変素晴らしいのである。子供たちのことを集団でなく、ひとりひとりの個性と向き合っているのである。大人の上から目線とは違って、対等に優しいまなざしで子供たちをどんどんダンス好きにさせていく。いいところをいっぱい褒めて、できないところをどうしたらできるようになるか怒ったりせずに根気よくその子に合った方法で教えている。たぶんそれが子供たちにも伝わるのであろう、彼らも一生懸命悩み苦しみながら自ら練習に励む。
私は意地悪な大人なので、営業用の笑いや指導はすぐに見抜いてしまうが、やはり極めた人というのは見た目がチャラくても(おっと失礼)ダンスや歌が上手というプロの枠を超えてどこか特別なものを秘めている。子供たちが瞳をキラキラさせてそれを証明しているようである。
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