人生100年の孤独

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 先日、何となくテレビを見ていたら、高齢化の苦悩3つというものが挙げられていた。それは「病気、貧困、孤独」らしい。
 病気と貧困は困るが、「孤独」は人によって異なるかもしれない。孤独というと「孤独死」などよくないことが連想されるが、やっと自分の時間が来たというような場合、この「孤独」は重宝すべきものとなる。
 誰かがいないと寂しいと思う人には向かないであろうが、担うべき責任をもって孤独も謳歌することもできる。誰に気兼ねすることもなく、自己中に没頭できるからである。
 ただし、社会から「つかず離れず」が大事であると思っている。社会から完全に離れてしまったらそれは「孤独」ではなく「孤立」である。
 孤立は独りよがりの世界でもあると思っている。孤独は、他者の干渉を選択の上で無視できるが、孤立は干渉にさえ気づかないか、その存在すら社会から見えなくなっていく。 よって、独りという意味は、捉え方が異なれば「みじめで悲しい」ものにもなる。
 私自身は「孤独」ということが嫌いではない。なんでも繋がっていればいいと思わないからである。「独」という字が示すように、独立した上での繋がりであれば、足りない部分を互いが補い合えばいいと思っている。

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