不要物にとりついているもの

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 家の中には使っていないものが結構ある。以前、賃貸マンションに住んでいた時には、使用していないものに家賃を払いながら住まわせていることに憤り?を感じ、バンバン捨てまくったことがある。スペースは自分が使いたいので使わないものに譲ってなるものか、という考えの元の決行であった。
 捨てることは買うことよりエネルギーを使うといわれるが、全くその通りである。個人的には使われずに溜まった怨念があるのではないかと思っている。(^^;)
 実家に溜まった不要物の廃棄はもっとエネルギーを使う。怨念の量が、それこそ「半端ない」。溜まりに溜まった年月がヘビー級なのである。
 今回、老親に内緒で木製のテーブルを捨てることにした。使わない廊下にずっと置きっぱなしで、大きさも使いにくいし、使う当てが全くない。粗大ごみに出すことにしたのはいいが、かなり重いテーブルで一人では持ち上がらないので、家の中から車庫までの運び出しをどうするか、いろいろ考えた。しかも気づかれずに一人で持ち出すのである。
 室内の横断は古いシーツを下に敷いて引っ張った。座敷の廊下から外に出すには高さがある。えーいとテーブルを立てて四面転がしで外に出し、玄関前も転がして車庫の段差と入口も乗り越えてなんとか運び入れた。素手ではなく軍手をし、つっかけスリッパではなくスニーカーを履いて、車庫の扉はブロックレンガで固定して、万事抜かりなく、我ながらヨクヤッタと思う。あとは排出日に車庫から外へ引っ張り出せばいい。 しかしこれくらいでは済まないほど、実家にある不要物の怨念の層はとてもぶ厚いのであーる。

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