そして途方に暮れるとき

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 掃除や片づけには時間も自分のエネルギーも使う。同じエネルギーを費やすならば捨ててスッキリしたい。と思い、数か月前までせっせと廃棄していた。ところが、ここにきて、納戸や倉庫を開けた途端に暑さでやる気が萎えてしまった。そこで捨てる物色だけ行うことにした。
 それでも箱に入っているものは何なのかわからないので物色に至らない。結構あるのが進物ものである。食器やシーツ、テーブルクロス、タオルケット、夏掛け、タオルセット、花瓶など箱のまま仕舞われている。とりあえず布物は古いものと入れ替えようと箱を開けたが最後、ハマってしまった。
 もらったまま箱からも出さず新品であるにもかかわらず、色焼けしているのである。箱の上部と下部では色が明らかに違う。テーブルクロスもタオルケットもタオルセットも夏掛けも全部色焼けである。仕舞っていたのは光さえ差さない納戸である。いったい何年仕舞っていたらこうなるのであろうか。いずれ廃棄することにして箱に戻した。
 布が色焼けしているのであれば、水彩や油絵の絵画や掛け軸はどうなっているのだろうかと怖くなってきた。額ものがかなりたくさんあるのだ。1つの納戸にとどまらず、押し入れの上の部分にいくつも立ててあるからである。それを脚立でいずれ降ろさねばならない。
 途方に暮れながら、さらに気持ちは萎えていく…。

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