明るいミライ

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 先日、講習会に参加し、最先端の話を聞いてきた。目的は別のところにあるのだが、特別講演という奴である。
 どのくらいの最先端なのかという会場からの質問に、世界トップレベルで、まだどの国もやっていないということであった。話の内容は難しかったが、いわゆる癌治療に関わる話であった。
 私が感心したのは内容ではない(ちんぷんかんぷんだったせいもあるが)。研究者というと髪を振り乱して、女性ならば化粧気もなく、服装も無頓着な勝手なイメージであるが、今時はそうではないらしい。女性も男性も若く30代後半ぐらいで高学歴の上、見た目もよろしいのである。そして何より楽しそうに一生懸命に話している。聞く方もその一生懸命さに魅かれてワクワクするような内容となっている。
 ははぁ、と思った。すでに時代は変わったのである。こういう人たちが世界をけん引していくのだ。そうであれば決して暗くない未来はある。

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