お城の貼紙

　昨日のゴーストタウンと打って変わって、友人とランチを楽しんだ。曇天であったが、暑くも寒くもなく心地よい気温である。街には人出があり活気がある。ただ所々、畳んでしまったのか閉まっている店もあった。シャッターの前に小さな張り紙があるとちょっと寂しい気になる。
　行きたいときに行きたいところへ行くためには、体力もお金も必要である。ただそれだけではなく、平穏な街と経済が回っていることも大切な要因である。買いたいものがあって、手に取る楽しみもある。当たり前だったことがそうではなくなった時、初めて気づくことがある。
　時々、不平不満を言ってしまうが、そんなときは「今」という時間の大切さを忘れてしまっている。自暴自棄になることなど何もないのだ。幸せを叶える「ミッション」がそれぞれあるのだと友人が教えてくれた。
　「友よ、君は宝」と『つる姫じゃー』という漫画で、つる姫が住むお城の廊下の貼紙に書いてあったっけ。