言わずもがな、酷暑である。ちょっと動くだけで汗が噴き出す始末である。高齢者には厳しい夏となっている。本来、高齢者には寒いほうが体に負担をかけているものだが、こう暑いと、冬より夏の危険性が増している。
自分自身、夏は最も苦手であるがさらに辛くなってきているのは、確実に前期高齢者への道を進んでいるからかもしれない。
そんな中、老父がトイレで倒れ、午前2時半頃救急車を呼んだ。そのまま入院となったが、またしても脳梗塞である。一年前にも救急搬送したが、さらに悪化してきているのはもう仕方がない。
しかし、老父と寝ている部屋が離れているため、夜中に倒れたことに気づくのも、ぐったりした夏にはなかなか厳しい。がたんと音がしても自分が寝とぼけていて「音がしたような、しないような」で耳を澄ましている間に寝入りそうである。寝入る瞬間「やっぱり変」で起き上がり、見に行って正解であった。
トイレの床から起こすことも、引きずりだすこともできなかった。救急隊の人でも三人がかりであったことを考えると、さっさと救急車を呼んでよかったと思う。そのあとは急いで着替え(パジャマ姿だったので)、リュックを背負い保険証とおくすり手帳を入れ、多めに現金を持って(帰りは自力となるので)、外に出て救急車を誘導し、起きてきた母を寝かせ、カギをかけて救急車に乗り込んだ。結局、近くの大病院に搬送されたのでラッキーであった。
病院では、検査も実施され待たされるので、ストールをリュックに入れていてよかった。待っている間、エアコンが効いている場所だと体が冷えるからである。
病院を出る頃には、夜が明けたので歩いて帰宅し午前6時には着いた。そのまま洗濯、掃除して、入院のための荷物を準備して、午後にもう一度、荷物を持って病院に行ったら、救急病棟からICUに移されていた。
というわけで、長い一日が体にこたえた。しかし、これからのほうが大変で、体力勝負である。はあ~、体力ないわぁ~。
厳しい夏の出来事

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