無駄な作業

 老親が、シーリングライトが点灯しないというので、リモコンの電池を変えてみたが点かない。リモコンは二か所に設定しているので、もう片方も試したが駄目であった。
 しょうがないので脚立に登って、シーリングライトを外すことにした。大体、LEDが壊れること自体考えにくいが、配線が緩んだかもと思って天井に張り付いている照明器具をなんとか外した。断線している様子もないし、見た目は問題なさそうである。
 そこで、他の部屋のシーリングライトを外して取り付けてみれば、本体が壊れているかどうかわかると思い、居間の照明を外すことにした。
 考えは良かったのだが、なにせ居間の天井の方が高い。本来立ってはいけない脚立の一番上に立って万歳状態で乗った。安全衛生的にははっきりいって最も危ない行動である。
 とはいうもののしょうがないと思い、なんとか外したがいちいち下に降りて、枠とLEDを降ろさなければならない。ちょっと持ってて、なんていう人はいないのである。
 居間の照明を点灯しない部屋に持って行って、何とか取り付けてみたものの点かない。照明器具が悪いわけではなさそうである。で、また居間の照明を戻すのが大変だったのはいうまでもない。すでに汗だくである。
 取り付け部分の電線が問題ではないかと思い、出入りの工務店に電話で聞いてみた。すると「元のスイッチがオフになっていませんか」といわれ、元のスイッチ?そこで思い出した。
 そういえば壁に大元のスイッチがあった。しかしクローゼットの隙間に隠れている部分なので、滅多に押すことはない。確認するとオフになっていた。老親が何かの時に触ったようである。こうなるともうオフにしないようにテープで止めておくしかない。
 天井に万歳して汗だくで危険な目にあった時間はなんだったのか、悔やまれる。まあ落ちないでよかったということにしておこう。無駄な時間だったけど。

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