オーバーホールした補聴器の受け取りに老親を連れていった。平日なので眼鏡屋さんも暇なのかなと思っていたらそうでもない。次から次へと人がやってきて、補聴器の調整、補聴器電池購入、眼鏡の調整と高齢者ばかりである。やはり眼鏡屋さんの需要は高い。
行ったショッピングモールには3つの眼鏡屋が入っているが、他の2店舗は若い人向けで格安眼鏡が作れるところである。もちろんそういう店には補聴器はない。往年の眼鏡屋というべき店には熟練の店員さんがいる。そういう人がいる方が高齢者も安心できるようだ。
何度かこの眼鏡屋さんに通ったので、しっかり顔も覚えられてしまった。ついでに補聴器の知識もちょっとだけ増えた。
補聴器は万能ではないから、聞こえが格段によくなるというわけではない。人間の耳が、同時に人の声、雑音、アナウンスなどを聞き分けていることが改めてわかった。
そして使う方側にも、注意して聞いているか、なんか聞こえるがどうでもいいと思っているか、で聞こえ方は全く異なる。だから生返事も起こって、話が通じないことも多い。
かくいう自分も最近耳が変だ。耳鳴りがしている。けれど聴力検査に引っかからない。全くどうなっているのかわからないが、ときどき聞き間違いや聞こえにくいこともある。やっぱり自分もシニアなのだと思うのである。
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