我身の棚卸

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 退職前までは、9月は上半期の締めであった。毎月、ユニット業務の目標とその成果、そして達成率を報告していたものを、上半期でまとめ予算達成率とともに、遅れている業務の言い訳や新規計画の準備をしていた頃である。何せ稼げる部署でないため社内の風も冷たかった。
 今はそれがないなあとしみじみしている。資料を作って言い訳して計画の前倒しに追われ、問い合わせに備え法令改正の資料を読み込んでいたのがうそのようである。それがないだけありがたい。
 今はバラ色の日々だと言いたいところだが、現状はそうでもない。180度生活が転換しても、面倒なことはやはりあるのである。
 しかし、退職後の上半期の棚卸しは必要かもしれない。バタバタと追われるように足抜けしたサラリーマンだが、周りの環境にずいぶん振り回され、自分のことは二の次になっていた。ここらで振り返りも必要ありそうだ。
 引越の時ずいぶん荷物は捨ててきたが、その時はまだ会社員だったので、手元に残しておいたものもある。それもそろそろ捨て時だろう。後悔も未練もない。
 ただ、カード会社や証券会社、保険会社のマイページを更新すると職業欄は「会社員」から「家事手伝い」に変わった。会社のバックアップを受けられなくなると、いろんな審査から脱落していくだろう。これが現実である。

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