迎え火

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 お盆である。日頃盆休みのことぐらいしか考えないが、実家にいるとそうもいかない。先祖の霊が帰ってくるらしいので迎え火を焚くらしい。
 今どき、住宅地で火を焚くことは認められていないだろうが、田舎のお盆である。ちょっとだけやるらしい。昼間にお盆セットを買いに行った。燃すための白木のようなもの(おがらというらしい)と供え物をくるむ簾のようなものが入っている。
 夕方に焚くらしく、これを目印にご先祖様が返ってくるという。当方の家に帰ってくるのは、祖父祖母、戦地で亡くなった伯父である。
 父がおがらを燃す横で、バケツに水をいれて準備した。実は実家で迎え火を体験するのは、罰当たりであるが初めてである。老親は煙に手を合わせていたが、私はおがらが飛んだりしないように燃えるのを見ていた。すぐに火がついて、赤くなってすっと炎がなくなり黒く灰になった。煙が出たのはちょっとの間であった。灰になったおがらに父が水をかけて、迎え火は終了である。  
 祖母には面識があるが、祖父と伯父には会ったことがない。けれど遺影があるので顔はわかる。送り火までの数日の滞在で私のグータラぶりがばれそうである。(^^;)

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