ガイドブックを購入するのは意外と地元民だったりするという話を聞いたことがある。住人になると生活に密着した自分の家の周辺しかわからないということと、旅行などの興味の対象はいつも外を向いているからである。
かく言う、私もそうである。遠方から遊びに来る人を連れていく 場所が今一つピンとこない。「なーんにもない」と思ってしまうのである。しかし住民が普通に思っていることが珍しかったり、当たり前の食材が好評だったりするので、地元民の視線は当てにならない。
もう一つは交通網が発達していないので、ロスタイムが多くなる。少ない時刻表に合わせて間に合うようにバタバタと移動することもしばしばである。
改めて、人を迎えるということは、自分にとっても発見がある。何十年も行ってない場所や、すぐに行けると思って行かない場所など、自分が一番、行動範囲が狭かったりする。
人に喜んでもらったり、感動してもらうのは有名観光地だけではないかもしれない。実際に実家の納骨堂の寺周辺に外国人観光客がわざわざやってくるので、こんな場所に人気があるのかと驚くことも多い。観光資源は住んでいる人には気づかないものかもしれない。
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