老朽化の激しい台所のリフォームが喫緊の課題である。水回りの寿命は永遠ではないので、それなりに修理やリフォームが必要になってくる。これが持ち家の欠点でもある。
お世話になっている大工さんの招待でリフォーム展なるものに行ってきた。浴室、トイレ、洗面台、システムキッチンなど、各メーカーがブースを持っている。
小規模ではあるが、見本品の持ち込みがあるので実際に触って開けてみることができる。目的はシステムキッチンというか、シンクである。驚くほど進化している。ステンレスだけでなく人工大理石などを使用していて傷がつきにくく掃除も楽らしい。いろいろなオプションがあるが、その分だけ価格も上がるのはいうまでもない。
今使用しているシンクは十分すぎるほどの耐用年数で、取っ手や蝶番が壊れることもなく機能している。しかし汚れや傷がひどくなって、昭和の遺物というか、「こういう台所ありましたねぇ」状態である。
実はリフォームに費用が掛かること以外に頭を悩ませているのが、ここで修理してあとどのくらい使用するのかということである。誰がこの家に最後まで住むのかを考えた時に、どこまで手を入れるのか、考えてしまう。私が思うに家主は、大規模修繕は60代~70代のうちに終えておくべきと考える。遅すぎず早すぎずが肝要かと今更ながらに思うのである。
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