退職して一か月以上経った。が、しかし、すべて手続きが終了したわけではない。本当に会社と縁が切れるのが2か月ぐらいはかかりそうだ。
もちろん席はないので、すでに部外者である。そして仕事の内容もほぼほぼ忘れつつある。ただときどき、今頃何をしていた時間だなと思ったりする。
だからといって、あの仕事に戻りたいかといえばそんな気はさらさらない。私の中では過去の話である。この毎日が日曜日状態はおさんどんの日々で、なんだかもったいないのである。もうちょっと時間を上手に使えていたと思うのだが、根っからのさぼり癖がダラダラを演出しているのだ。
そこで、ちょっとした時間割を作ることにした。紙に書いたり入力したりするのではない。週間と日課でざっくり頭の中で計画を立てる。悲しいかな最近は目覚まし時計より先に目が覚めるので、その時に今日は○○と××を何時までにやると頭に入れて起きるのである。子供の頃の『夏休みの友』にあった帯状のスケジュールのように頭の中で色分けする。夏休みにちゃんとできなかったように、大人になってもスケジュールはズレる。
不思議なもので、人間は忙しい方が計画通りに進む。最初の気合からしてちがうからであろう。今はかなり緩いが、そういう時期もあっていいかと自分に甘い。けれど心はどこか中途半端である。小人閑居のそのままに日常を送っている。
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