実感がない?

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 先日で業務終了した。業務の終了とは何かといえば、会社の仕事が終わったということである。会社の仕事が終わったとは、長年勤めた会社を辞めるということである。未来形になっているのは退職日まで待たずに有給休暇を使って、もう仕事はしないからである。
 というわけで、長いサラリーマン生活にピリオドを打つ。まだ返却物があるので会社とは縁は切れていないし、退職金も振り込まれたわけではない。それは3月末まで席があるからである。
 仕事のための勉強資料はまだ手元にある。最終日の時間ぎりぎりまで業務上の問い合わせがあった。仕事上の所管法令がいくつかあって、少々面倒な法令改正のため、質問が相次いでいた。Q&Aもわかる範囲で作成したが、「こうやって答えるのもこれで終わりだなあ」と思って答えていた。ただ、寂しいとか解放された喜びとか、そういう感傷は何もない。事務的な終了である。その仕事は誰かが引き継ぐか、あるいは業務自体を見直すか、それは会社が考えることである。一人消えても何の問題もないのが正しい組織であると思っている。
 自分自身、あまり辞めたという実感がないから、これからいろいろな人や物に別れを告げて少しずつ感じていくのかもしれない。

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