雲ができる場所

 今日は夏至である。北半球では昼間の時間が長いということだが、朝方は雨が降り、昼間は花曇りで昼が長いとは感じられなかった。
 ただ、変わった形の雲をいくつか見た。刷毛で履いたような薄い雲の下にモクモクとした分厚いグレーの雲が立体的に大きく長くたなびいていた。また他のところでは雲の中から雲がせり出してくるような一部だけ動いている雲を見かけた。
 いずれも運転中で川の上空で見かけた。土手の信号待ちの一瞬なのでじっと見てはいないが、川の上にかかる雲の形はドラマチックである。山も近く、水蒸気の関係だろうか。住宅地やグランドの上とは全く異なっていて、とても立体的である。
 風光明媚な土地柄ではないので、自慢できるところはない。田舎だが自然に恵まれているわけではないし、特別な農作物があるわけでもない。市外からくる人に申し訳ないくらい何もない。
 ただ街を分断する川にかかる橋が幾つもあって、その上は何もなく開けている。特異的な雲が形成されているように思うのは私一人かもしれない。

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