諦めること

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 時間の感覚がおかしい。私ではない。脳梗塞で緊急搬送した老親の退院後である。歯医者の予約時間は1時間ほど早く行くし、8時に工事の人が来るのでそれ以降は通れないといっても通ろうとする。一過性の脳梗塞ということで、さっさと退院させられたが、やはりおかしい。脳をやられるというのはそういうことかもしれない。
 お陰で、何度も時間のことを言うようになる。「○○時になったら」とか「あと〇分で」とか、何度も何度も言うことになるのだが、老親も鬱陶しいらしい。いう私も嫌なのだがしょうがない。安全に滞りなく事が運ぶように気遣っているこっちとしてはキレそうになる。
 まあ、これが年を取ることなのだろう。世の中はシステマチックに動いているので、それに合わせられないとなると支障をきたす。合わせなくてもいいところに、その身を置かせるべきなのかもしれないが、それはそれでボケていく心配がある。 やはり時間の感覚がおかしくなるのはしょうがないと諦めるしかないのである。
 何度も同じことを言う私が疎んじられても、これまたしょうがないのである。

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