蜘蛛との攻防戦

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 天気がいいと外に洗濯物を干すのだが、物干し竿に必ず蜘蛛の巣がついている。しかも毎日干すときには蜘蛛の巣を掃っているにもかかわらずである。
 玄関にもかならず段差のところに蜘蛛の巣ができる。入口の樹木のところにもできる。取っても取っても必ず巣を編み上げているから、蜘蛛も大したものである。
 生態はよくわからないのだが、決まった場所にできているので同じ蜘蛛が作っているのだと思う。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を子供の頃読んだ時から、蜘蛛を殺すにも勇気がいるので、なるべく殺さずに箒などで蹴散らすことにしているが、必ず戻ってくるようだ。テリトリーがあるのかもしれない。
 それでも玄関脇の樹木のところの蜘蛛の巣は巨大で、直径が1メール以上になっている。ほかにも格子戸の間や、ブロック塀の角にも植物以外のところに作り上げる。家の中も床の間の隅や、部屋の置物の間など、特に日本間に多い。
 よく西洋映画などで空き家の屋敷に蜘蛛の巣がのれんのように垂れ下がって、不気味さを演出しているが、おそらくほったらかしにしていると我が家もそうなること間違いなしである。蜘蛛も数ミリから数センチまで大きさもさまざまである。害虫を食べてくれるのなら、それなりにありがたい気もするのだが、廃墟にならない程度に掃除したい。

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