老いから学ぶ

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 10月から新しいスケジュール帳を使っている。パッと見てみると悲しいことに親の用事ばかりである。薬を取りに行ったり、病院に連れて行ったり、ケアマネさんの訪問や往診、手続きなどである。その合間に自分の予定を入れるのでそれなりに忙しい。
 そして言わずもがな、どんどん老親の身の回りの世話は増えていく。身体が老化するにしたがってできないことが増えるのは当たり前だが、自分の時はどうなるのだろうかと時々思う。世話をしてくれる人はいないので、頼るものは二つである。一つは自分自身、二つ目はお金ということになるだろう。
 自分自身は体力だけではない。世情についていける頭も必要である。新しい機器や手続きに対応できなければならないし、それらを使う体も元気でなければならない。
 お金は衣食住すべてに関わることであるから必須である。家族の経済的援助はないから、これまた何とかなるようにしなければならない。
 親が今の自分の年の頃どうだったかと思うことがあるが、老人と暮らしていないので自分たちができなくなることについて、わかっていなかった気がする。見える、聞き取る、歩ける、理解する、の範囲がどのように衰退していくか、間近でみていないとわからないと思うし、プラス頑固さや変なプライドに家族が翻弄させることもわかっていないだろう。
 ということで、学ぶべきことは多くあるなあ、と思う日々である。

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