相場感覚

 購買している新聞が地方紙である。地域密着型の内容である。ときどき全国紙と比較して読んでみるのだが、同じ内容でも取り扱う記事の量が異なる。やはり地域優先なのである。
 そんな新聞に折り込み広告が入る。この折り込み広告はスーパーや量販店のチラシが主だが、最近目に付くのは葬祭屋の広告である。数か所から毎週入ってくる。寒いので高齢者が亡くなる確率が高いのかもしれない。ほとんどが飛び込みでお願いすることになるのだろうが、なかなか思った場所と金額になるのが難しいらしい。
 そういった目でみると、亡くなる人の社会的地位によっても異なる。現役かそうでないかも大きい。今は家族葬が増えているという。年末2つの不幸が重なって葬儀に参列したものとしては、広告内容をしげしげと眺めてしまう。こういうことがないと、普段はスルーしてしまうものである。
 そんな私を見ていた老親が「うちは賛助会員でもう○○に入っている」といった。別に親の葬儀を気にしていたわけではないが、まあそういうことならそれで、となった。ある程度本人に見越してもらった方が、どのくらいの規模かわかりやすいものである。
 相場ってあってないようなものである。まあこのくらいのオプションがあるのかというくらいのことは知っていてもいいかもしれないと思っている。

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