世間はバレンタインデーであるが、全く関係なく本日は古巣の挨拶日となった。退職するので、前の所属での挨拶周りである。
さすがにもうかなりの人が入れ替わっているので、知らない人の方が多い。久しぶりに会う人の顔を忘れたりはしていないが、イメージが変わってマスクもしていたら一瞬わからない。こちらも老けているのでわからないかもしれない。(^^;)
仕事の方法も場所も変わってしまうとどこに誰がいるのかもわからないので、無駄にウロウロしてしまう。それでも旧知の友が案内してくれた。すでに退職メールは送っていたので「ああ」といって多くの人に声をかけてもらった。「やめて何するの?」という質問が多い中、「なーんにも(^^;)」と答えると、「ゆっくりするのはいいよ」といってもらえるのだが、無計画もばれている。それでも共に働いた仲間である。当時が走馬灯のように蘇る。けれど彼らは現在進行形なのである。走馬灯のようにくるくると過去が巡るわけではない。
少しずつ会社の新陳代謝は行われ、古いものはやり方も人も消去されていく。それは「伝統」というものが古いものを続けていくだけではなく、革新的な時代にあったものを取り入れていくことに似ている。
「お疲れ様でした」という言葉が、けじめのようにここでの仕事の終了を告げた。何をするかは全く決めていないが、まだ自分のどこかにエネルギーがくすぶっているように思えて、また思い付きで始めるかもしれない。
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