映画館にて

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 ジュラシックワールドの最終話を見てきた。長い、非常に長い。だからとても楽しめるのだが、トイレが辛い。上映時間が147分である。水分を控えたはずだがトイレに行きたくなる。案の定、何人かが席を立って行った。
 スリルのある映画だから、インターミッションがないのかもしれない。昔の映画では「風と共に去りぬ」や「ベン・ハー」にはあった。200分近くの上映時間でなければインターミッションは入らないのかもしれないが、どちらもTVで放映された映画しか見ていないので、インターミッションがまどろっこしかった。
 映画館でインターミッションを体験した映画は「アレキサンダー」だった。こちらは175分。インターミッションがあることを知らずに見ていたので「え?」という感じであった。もちろんそそくさとトイレに行ったが、同時に現実へ引き戻される。だらだらとした映画であったので、食べ物や飲みものを買って戻ってきた人もいた。
 そういえば子供の頃の映画館はアイスクリーム売りの人が上映中も売り歩いていた。茹で卵もあったような気がする。
 今は簡単に家で映画が見られる時代である。ビデオをレンタルすることもない。ただ大画面で、大勢と一緒に驚き、一緒に泣き、お尻から振動を感じ、音が走るのはやはり映画館の醍醐味だろう。

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