世の中の仕組みのほとんどを知らないということを自覚している。実際、困らなければ遭遇しないので気づくことが遅くなっていることは往々にしてある。
しつこいようだが、銀行口座変更の話である。金融機関への手続きがあるので書類には口座番号だけでなく届出印もいると認識していた。しかし、金融機関を通さずに手続きができるらしい。つまりカードと暗証番号だけでできるというのである。できるのはいいのだが、金融機関を通さずにというところが気にかかる。1機関だけの判断でまかり通るということで、つまり裏ではすべてが繋がっているということである。それだけ時間をかけずに早くできることイコール人件費の削減ということもあるだろう。利点はたくさんあると思うが、スルスルいくことの怖さもある。どこにもチェックがかからないということである。それをいうと、コンピュータが管理しているのだからそっちのほうが問題ないという人の方が多いだろう。人が管理することの危うさもあるからである。
どちらがいいかはわからないが、いずれにせよ「簡単登録」が多くなるだろう。届出印のいらない銀行も多くなった。アナログ人間であることを自覚しているので、えッ?と思うことにこれからも遭遇するに違いない。
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