数字との付き合い

 未だに間違うのが郵便番号である。あの7桁の赤い四角の中に数字を書くとき、意識しなければ前の住所の郵便番号を書いてしまう時がある。最初の数字を書いて2つ目を書こうとしたとき「アッ」と気が付くのである。無意識の産物というか、体にこびりついているのだろう。条件反射である。不思議と住所から書き始めると問題なく郵便番号は書くことができる。
 また、自分の携帯の番号であるが、ほとんど覚えていなかった。引越しの時以来、いろいろな連絡先を自分のスマホにしたので嫌でも覚えることになった。まあ、それまで覚えていないというのも問題かもしれないが、別段何も不自由しなかったのである。
 だいたい、数字には滅法弱い。だから覚えるのも時間がかかるし、覚えなくてもいいものは覚えたくないのである。必要に迫られないとやらないタイプといえよう。
 反対に体に染みついた番号はなかなかリセットされない。こうして面倒くさいシニアになっていくのかもしれない。

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