変わるもの・変わらないもの

　全国的にも恐ろしく運転マナーの悪い地域に住んでいる。割り込みはあるし、ちょっとでも出だしが遅いだけでクラクションを鳴らされる。
　自動車学校の教習車でもクラクションを鳴らされるのである。気性が荒い人が多いらしい。土地柄がそうなのだろうが、住んでいても怖い(;^_^)。横柄な人もかなりいる。譲ってくれる人は、後光が差した天使に見えるくらいだ。
　でも一旦仲間と思えば、必要以上に親切なこともあるから、悪い人ばかりではない。運転していると人様の恩情にすがりたくなるのである。下手だからね(^^;)。
　今は道を覚えるのが必死である。途中までは記憶があるのだが、そこから霧がかかったように曖昧で思い出せない。人の記憶なんてそんなものだと諦めている。新しい道路や橋や建物ができて、見た目は美しい部分もあるのだけれど、見えなくなった風景も残念だと思ったりする。
　平成の大合併で地名も変わり、市の規模も変わった。けれどそこに住む人の意識が変わったかといえば必ずしもそうではない。いいか悪いかは別にして。