紹介の紹介で眼科に行った。既往歴があるため定期検査が欠かせない。地元にある眼科を受診したのだが、代替わりして二代目になっていた。医院も場所が少し移動していて、記憶とは別の場所にあった。
以前はその右斜め前は内科の医院が、左斜めは耳鼻咽喉科があった。内科の方は今でも存在していたが、耳鼻咽喉科の方は看板と建物だけを残して廃院してしまったようだ。商店街の通りにあったのだが、アーケードの軒はなくなり、賑わっていた食堂も喫茶店もなくなっていた。歩道はきれいになっていたが、店がない。
何があったか思い出しながら歩いたのだが、小学生の頃の話になるので曖昧である。お菓子屋、化粧品屋、洋品店、仕立屋、酒屋があったことは思い出せた。
考えてみれば、その頃は売っているものが特化していた。つまり専門店である。郊外に大型スーパーができた頃から、小規模の商店が少しずつ消えていったのは、自分の街だけではないだろう。
小学生の頃、アイスクリームのおまけの「ガッチャマン」シールが欲しくて、買いに行っていた愛想の悪いお菓子屋が妙に懐かしい。そのシールが実家の壊れかけた本箱に残っていた。
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