向いていないこと

 昔、「人は見た目が9割」という本を読んだ。「なるほどねぇ」と感心した覚えがある。「見た目」といえば、家の見た目もそうかとハタと思った。
 玄関に置いている2つの花の寄せ植えが禿茶瓶なのである。枯れた部分をボコボコ抜いていたら、無惨なことになったのだが、そのままにしていた。
 家に大工さんが出入りするときには脇に除けていたので、見ないふりをしていたが、定位置に戻した時に「みすぼらしさ」爆発である。鉢植えは枯山水のようにはならない。古典的に言うなら「いみじゅうわろし」である。
 裏庭がごちゃごちゃしていようが、表から見える部分は「見た目」が大事である。ということで急遽、花の苗を買いに行った。もともと、ガーデニングとか土いじりは最も苦手領域である。見た目重視の寒さに強い花、できれば安いもので探すことにしたが、よくわからない。今の時期に売っているのだから、それなりに寒さには強いのだろうと判断し、セール品とチラシ掲載商品の中から適当に数種類を選んだ。色の配分とか高さとか、全く考慮していない。これが二十年近くアレンジメントフラワー教室に通った人間とは自分でも思えないが、花の名前もわからない。
 とりあえず、植木鉢にぎゅうぎゅう押し込んで、土を隙間に入れて、水をかけて終了した。「見た目」重視の割に、ただ枯れていないだけの花になっていた。やはり、ガーデニング向いてないな。(^^;)

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