危険の感覚

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 風呂場のメンテナンスのお知らせハガキがきた。つい最近改修したと思っていたが、来年には10年目となるという。そんなに時間が経ったイメージはないが「光陰矢の如し」である。この調子で老化も早いと思われる。
 給湯器の事故が多いことから、法令点検対象であったが、今は対象外になっているらしい。製造から10年目を迎えるものは、メーカーによる有償点検が任意となるが、とりあえずやることにしている。
 今の給湯器はお利口さんでしゃべってお知らせしてくれる。便利になったものだと思うが、何でも機械任せになっている気がする。悪いことではないと思うが、コンピュータ制御であるから当然誤作動もあるだろう。そういうときのためにもある程度の危険予知はしておきたいし、人間の五感はバカにできない。
 以前ガス臭くて、プロパンガス屋に電話したことがある。警報機も鳴っていないし、ガスの供給部分も問題ないしエラーも出ていないということで一旦帰られたが、やっぱりおかしいと思いもう一度来てもらったら、ガスボンベ本体の腐食でガス漏れを起こしていた。それが小さく底の部分だったためわからなかったらしいが、私の鼻は感知したのである。
 何でもそうだが通常と違うことに気づくことが大事なような気がする。「いつもと違う」という感覚は危険予知の第一歩である。

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