旭山動物園に行ってきた。旭川市にある旭山動物園である。ずっと旭川と旭山がごっちゃになっていたが、行って見るとその違いが分かった。動物園は山の斜面にあり、それが旭山である。山肌にくっつくように動物園があるので、健脚を要求されるが、ついつい見て回る。
表示も手作り感があって親しみがある。説明文も印字ではなく、手書きだ。動物の絵も一緒に記載されているので温かみもあってほんわかしている。この動物園に人気があるのも頷ける。動物の見せ方も他の動物園とちょっと変わっているが、テレビなどで紹介済みであるので知っている方も多いだろう。
定期観光バスのガイドさんの話によると市の財政のお荷物と呼ばれてからここに至るまでの道のりは長かったようだ。飼育員さんたちがどうすれば人を呼べるかではなく、どうすればその動物らしさを見てもらえるかを考えた結果で、予算もなく廃園間近のときでもこんなことができればいいなとワクワクしながら想像していたらしい。
そんな話を聞いてから見学すると、なるほどなあと感心する。突き動かすものは「ワクワク」なのだ。それは見ている人にも十分伝わるもので、童心に帰って楽しんだ。
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